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ビーツが『食べる輸血』『スーパーフード』として注目される理由とは

ビーツが『食べる輸血』『スーパーフード』として注目される理由とは

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「ビーツ」という野菜をご存じでしょうか?

鮮やかな赤紫色が目を引くこの野菜は、近年「食べる輸血」とまで呼ばれ、その栄養価の高さと健康効果が注目されています。

スーパーフードとして世界中で人気を集めるビーツの正体、そしてその驚くべき効能や、美味しく食べる方法について、詳しくご紹介します。

ビーツとはどんな野菜?

ビーツはヒユ科フダンソウ属の根菜で、英語では「ビートルート(Beetroot)」とも呼ばれます。

ヨーロッパをはじめ世界各地で古くから親しまれており、特にロシアや東欧ではボルシチの材料として有名です。

特徴的なのは、その鮮烈な赤紫色。

この色は「ベタシアニン」という天然の色素によるもので、強い抗酸化作用を持っています。

また、ビーツには葉もあり、葉の部分も栄養豊富で食用として利用可能です。

「食べる輸血」と呼ばれる理由

ビーツが「食べる輸血」と呼ばれるのは、鉄分や葉酸など、造血に関わる栄養素を豊富に含んでいるためです。

  • 鉄分 ビーツには植物性の鉄分が豊富です。鉄は赤血球のヘモグロビンの構成成分であり、体中に酸素を運ぶ重要な役割を果たします。貧血気味の人には特におすすめの野菜です。
  • 葉酸 妊娠中や妊娠を希望する女性にとって必須の栄養素。細胞の新生やDNA合成に関与し、胎児の発育にも欠かせません。
  • ビタミンC 植物性鉄分の吸収を助けるビタミンCも含まれています。鉄分は単独で摂取するより、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が向上します。

これらの栄養素の豊富さから、ビーツはまるで「食べる輸血」のように、体に活力を与えてくれる存在なのです。

ビーツはスーパーフード!豊富な栄養成分

ビーツはただの鉄分補給野菜ではありません。

近年、健康志向の高まりとともに、ビーツは「スーパーフード」としても脚光を浴びています。

その理由は、豊富な栄養成分にあります。

ベタシアニンの抗酸化作用

ビーツの赤紫色の正体であるベタシアニンには、強い抗酸化作用があります。

活性酸素を除去することで、細胞の老化を防ぎ、生活習慣病の予防に役立つといわれています。

食物繊維が豊富

ビーツは食物繊維も豊富です。

腸内環境を整え、便秘予防や腸内フローラの改善に貢献します。

また、食物繊維は血糖値の急上昇を抑え、ダイエットにも嬉しい効果があります。

硝酸塩による血管拡張作用

近年注目されているのが、ビーツに含まれる「硝酸塩」の働きです。

体内で一酸化窒素に変換されることで血管を拡張し、血流を促進する作用があります。

これにより高血圧の予防や、持久力の向上が期待できるとして、アスリートからも注目されています。

ビーツで期待できる健康効果

では、ビーツを食べることでどんな効果が期待できるのでしょうか?

具体的に見てみましょう。

1. 貧血予防

鉄分や葉酸が豊富なビーツは、貧血予防にぴったり。

特に女性や成長期の子ども、妊娠中の方におすすめです。

2. 血圧のコントロール

硝酸塩の血管拡張作用により、ビーツの摂取は高血圧予防に効果的とされています。

イギリスの研究では、ビーツジュースを飲むことで血圧が有意に下がったという報告もあります。

3. 持久力アップ

ビーツに含まれる硝酸塩は、運動中の酸素効率を高めるとされています。

そのため、アスリートが試合前にビーツジュースを摂取するケースも増えています。

4. 美容効果

抗酸化作用により、肌の老化防止にも役立ちます。

また、豊富なビタミンやミネラルは美しい肌や髪の維持にも重要です。

5. デトックス効果

ビーツには利尿作用や肝機能を助ける働きがあるとされ、体内の老廃物排出をサポートします。

ビーツの食べ方いろいろ

ビーツを食卓に取り入れる方法は実にたくさんあります。

ここでは、簡単で美味しいビーツの食べ方をご紹介します。

サラダ

茹でたビーツをスライスして、サラダに加えるだけで華やかな彩りに。

フェタチーズやナッツとの相性も抜群です。

ボルシチ

ビーツ料理といえばボルシチ!

牛肉や野菜と煮込むスープで、栄養満点かつ体が温まります。

ビーツジュース

スムージーやジュースにして手軽に摂るのもおすすめ。

リンゴやにんじんと合わせると飲みやすくなります。

ロースト

オーブンで焼いたビーツは甘みが増してとても美味。

オリーブオイルと塩でシンプルに味付けするのがおすすめです。

ビーツの注意点

ビーツは健康に良い反面、いくつか注意点もあります。

  • 食べ過ぎると尿や便が赤くなることがありますが、これはベタシアニンによるもので心配は要りません。
  • 硝酸塩が多いため、特に乳幼児には大量摂取を避けた方が良いとされています。
  • 腎臓に疾患がある方は、シュウ酸含有量を考慮し、医師に相談することをおすすめします。

スーパーフードとしてのビーツを日々の生活に!

ビーツはまさに「食べる輸血」と呼ぶにふさわしい、栄養満点のスーパーフードです。

貧血予防、美容、持久力アップ、高血圧対策など、現代人が抱える悩みに幅広く対応してくれる頼もしい野菜です。

その見た目から「クセが強いのでは?」と思われがちですが、調理方法次第で甘みや旨みが際立ち、とても美味しくいただけます。

ぜひ日々の食卓にビーツを取り入れてみてはいかがでしょうか。

あなたも「食べる輸血」と呼ばれるスーパーフード、ビーツの力で、内側から美しく健康な体を目指してみてください!

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