高カカオチョコレート──美と健康を支えるカカオの力|メディックスブログ

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高カカオチョコレート──美と健康を支えるカカオの力

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2025/10/20
高カカオチョコレート──美と健康を支えるカカオの力

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近年、健康志向の高まりとともに注目を集めている「高カカオチョコレート」。

一般的な甘いミルクチョコレートとは異なり、カカオ分70%以上のチョコレートは「ポリフェノールが豊富で体に良い」と話題になり、スーパーやコンビニでも手軽に購入できるようになりました。

しかし一方で、「苦いけど体に本当に良いの?」「食べ過ぎると太るのでは?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、高カカオチョコレートの栄養成分を中心に、その健康効果や注意点、そして効果的な食べ方について詳しく解説していきます。

高カカオチョコレートとは?

「高カカオチョコレート」とは、カカオ分(カカオマス+カカオバター)が70%以上含まれているチョコレートのことを指します。

一般的なミルクチョコレートはカカオ分30~40%程度で、砂糖やミルクの割合が多いため甘くまろやかな味わいですが、高カカオチョコレートは苦味や渋みが強いのが特徴です。

高カカオチョコレートには「砂糖が少なく、カカオ成分が多い」という特徴があり、このカカオに含まれる成分こそが健康効果の源とされています。

高カカオチョコレートに含まれる主な栄養素

1. カカオポリフェノール

カカオに豊富に含まれるポリフェノールは「フラバノール」という種類で、強力な抗酸化作用を持ちます。

抗酸化作用とは、体内の活性酸素を除去し、細胞の老化や動脈硬化の進行を防ぐ働きのことです。

これにより、生活習慣病の予防、美肌効果、アンチエイジングが期待できます。

2. 食物繊維

カカオマスには不溶性食物繊維が多く含まれています。

腸内環境を整える効果があり、便通改善や腸内細菌バランスの調整に役立ちます。

特に現代人は食物繊維が不足しがちなので、チョコレートから摂れるのは嬉しいポイントです。

3. ミネラル類

高カカオチョコレートには、以下のようなミネラルが豊富です。

  • マグネシウム:エネルギー代謝や神経伝達に不可欠。不足すると疲労や不眠の原因になる。
  • :貧血予防に必要。特に女性に不足しやすい。
  • 亜鉛:免疫機能や味覚に関与し、細胞の修復や成長に重要。
  • カリウム:塩分の排出を助け、血圧を下げる働きがある。

これらのミネラルは日常の食事では不足しがちなため、チョコレートから効率よく摂れるのは大きな利点です。

4. テオブロミン

カカオに含まれる「テオブロミン」という成分には、カフェインに似た覚醒作用があります。

血管を拡張し、リラックス効果や集中力向上に役立つといわれています。

コーヒーほど強い刺激はなく、穏やかな作用が特徴です。

高カカオチョコレートの健康効果

1. 動脈硬化予防・心血管疾患リスクの低下

カカオポリフェノールの抗酸化作用により、悪玉(LDL)コレステロールの酸化が抑えられます。

酸化LDLは動脈硬化の原因となるため、チョコレートの摂取は心筋梗塞や脳梗塞の予防につながると考えられています。

2. 高血圧の改善

カカオポリフェノールとカリウムの働きにより、血管が柔軟になり血圧を下げる効果が報告されています。

実際に「1日25gの高カカオチョコレートを数週間摂取すると血圧が下がった」という研究も存在します。

3. 脳機能の向上

テオブロミンやカフェインに近い成分が脳を刺激し、集中力や記憶力の向上に役立つといわれています。

また、ポリフェノールによる血流改善が脳の活性化に寄与し、認知症予防の可能性も注目されています。

4. ストレス緩和・リラックス効果

高カカオチョコレートを摂ることで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減少するという研究結果があります。

チョコを食べた時に「ホッとする」と感じるのは、テオブロミンやセロトニンの分泌促進による作用です。

5. 美肌効果

抗酸化作用により紫外線ダメージを軽減し、シミ・しわの予防に役立ちます。

また、血流改善による肌のターンオーバー促進も期待できます。

6. 腸内環境の改善

食物繊維が腸の蠕動運動を促進し、便通を整えます。

さらに、カカオポリフェノールは腸内の善玉菌を増やす働きも報告されており、プレバイオティクス効果が期待されています。

摂取の注意点

カロリーと脂質に注意

高カカオチョコレートは健康効果が高い一方で、脂質やカロリーも多めです。

板チョコ1枚(50g)で約300kcal前後あり、食べ過ぎは肥満や生活習慣病の原因になりかねません。

苦味と消化への影響

カカオ分が多いほど苦味が強く、人によっては胃に負担を感じることがあります。

特に胃腸が弱い方は一度に多く摂らない方が安心です。

カフェインに近い作用

テオブロミンは緩やかですが、カフェインに似た作用を持つため、夜遅くに摂ると眠りにくくなる場合があります。

就寝前は控えるのがおすすめです。

効果的な食べ方と摂取量の目安

  • 1日25g程度(板チョコの5分の1〜3分の1)が理想的な量とされています。
  • 午前中や午後のブレイクタイムに取り入れると、集中力アップや疲労回復に役立ちます。
  • 食後のデザートに少量食べると、血糖値の急上昇を抑える効果も期待できます。
  • ナッツやドライフルーツと一緒に食べると栄養バランスがさらに良くなります。

まとめ

高カカオチョコレートは、

  • ポリフェノールによる抗酸化作用
  • 食物繊維による腸内環境改善
  • ミネラル類による体調サポート
  • テオブロミンによるリラックス&集中効果

といった多彩な健康効果を持つ「スーパーフード」といえる存在です。

ただし、高カロリーであることを忘れてはいけません。

1日25g程度を目安に、コーヒーやお茶のお供として上手に取り入れることが大切です。

苦味が強いため最初は食べにくいかもしれませんが、続けることでその深い風味がクセになり、健康習慣として定着させることができるでしょう。

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