カルシウム・DHA・鉄分をまるごと補給!現代人の健康を守る「煮干し」|メディックスブログ

カルシウム・DHA・鉄分をまるごと補給!現代人の健康を守る「煮干し」

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2025/10/09
カルシウム・DHA・鉄分をまるごと補給!現代人の健康を守る「煮干し」

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日本の食卓に昔から欠かせない存在といえば「煮干し(にぼし)」。

味噌汁のだしとして使われるのはもちろん、そのままおやつや酒のつまみとして食べる人も多いでしょう。

小魚を丸ごと乾燥させた煮干しは、見た目は素朴ですが、実は驚くほど栄養が詰まった「天然のサプリメント」といえる存在です。

本記事では、煮干しに含まれる栄養素やその健康効果、さらに日常での上手な取り入れ方まで、じっくり解説していきます。

煮干しとは?

煮干しは、カタクチイワシなどの小魚を塩茹でしてから天日干しや機械乾燥させた食品です。

日本では主に「だし」の材料として使われますが、丸ごと食べることもできます。

乾燥させることで水分が抜け、栄養成分がギュッと凝縮されるため、少量でも高い栄養価を得られるのが大きな特徴です。

煮干しに含まれる主な栄養素

1. たんぱく質

煮干しは良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。

100gあたりおよそ 60g前後 のたんぱく質が含まれており、肉や卵と比べても高い水準です。

筋肉や皮膚、髪の毛を作る基本となる栄養素なので、成長期の子どもやスポーツをする人にもおすすめ。

2. カルシウム

煮干しといえばカルシウムのイメージが強いですよね。

100gあたり 2200mg前後 のカルシウムを含んでおり、牛乳の約20倍にも匹敵します。

しかも煮干しは骨ごと食べられるため、カルシウム吸収源として理想的です。

カルシウムは骨や歯を丈夫にするだけでなく、神経の働きや筋肉の収縮にも欠かせない栄養素です。

3. ビタミンD

カルシウムを効率よく吸収するために必要なのがビタミンDです。

煮干しにはこのビタミンDが豊富に含まれており、カルシウムと一緒に摂取することで骨粗鬆症予防や成長期の骨の発育に役立ちます。

4. DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)

カタクチイワシは青魚の仲間であり、血液をサラサラにするDHAやEPAが多く含まれています。

これらは動脈硬化の予防や脳の働きをサポートする効果が期待され、生活習慣病対策にも有効です。

5. 鉄分

鉄分も豊富で、100gあたりおよそ 18mg

レバーやひじきに匹敵する量で、貧血気味の方や女性におすすめです。

6. その他の栄養素

  • マグネシウム:神経の安定やエネルギー代謝をサポート
  • カリウム:塩分の排出を助けて高血圧予防に効果的
  • 亜鉛:味覚や免疫機能を正常に保つ
  • ビタミンB群:代謝や疲労回復に役立つ

まさに、小さな体の中に「バランスよく栄養を蓄えたスーパーフード」といえるでしょう。

煮干しの健康効果

骨や歯を丈夫にする

カルシウムとビタミンDの相乗効果で、骨の健康を守ります。

成長期の子どもや、骨粗鬆症が気になる中高年世代にもぴったりです。

生活習慣病の予防

DHAやEPAは血液をサラサラにし、動脈硬化や心疾患、脳梗塞のリスクを下げる働きがあります。

さらにカリウムは余分な塩分を排出して高血圧を予防。

まさに成人病対策の強い味方です。

貧血予防

鉄分が豊富なので、貧血予防にも有効です。

特に女性や成長期の子どもは鉄分不足になりやすいため、煮干しをおやつや料理に取り入れるのは賢い選択です。

脳の働きをサポート

DHAは「脳の栄養素」とも呼ばれ、記憶力や学習能力を高めるといわれています。

受験期の子どもや集中力を高めたい大人にもおすすめです。

ダイエットサポート

煮干しは低糖質・高たんぱくで噛み応えもあり、満腹感を得やすい食品です。

間食に取り入れると、無駄なカロリー摂取を防ぎつつ栄養補給ができます。

煮干しを食べる際の注意点

塩分が多め

煮干しは塩茹でして作られるため、塩分がやや多いのが難点です。

高血圧の方は食べ過ぎに注意が必要です。

プリン体を多く含む

魚介類に含まれるプリン体も煮干しは多め。

痛風のリスクがある方は摂取量を控えると安心です。

食べ過ぎ注意

栄養価が高い一方で、100gあたりのカロリーは約290kcal。

おつまみとして大量に食べるとカロリー過多になる可能性があります。

適量を心がけましょう。

上手な取り入れ方

1. だしをとる

煮干しはやはり「だし」として使うのが基本。

味噌汁や煮物に取り入れると、うま味と栄養を同時に得られます。

2. おやつ・おつまみとして

そのまま食べたり、ナッツと混ぜて「小魚アーモンド」にすれば、子どもにも大人にも人気のおやつになります。

3. パウダーにして活用

煮干しを粉末にすれば、ふりかけやスープ、炒め物など幅広く使えます。

カルシウム補給に最適です。

4. 離乳食や幼児食に

粉末状の煮干しをおかゆやスープに混ぜれば、小さな子どもでも無理なくカルシウムや鉄分を摂取できます。

まとめ

煮干しは小さな体にたんぱく質、カルシウム、鉄分、DHA・EPAなど、体に必要な栄養素をぎっしり詰め込んだ優秀な食品です。

骨の健康、生活習慣病予防、貧血対策、脳の活性化など、幅広い効果が期待できます。

一方で塩分やプリン体も含まれるため、食べ過ぎには注意が必要です。

だしに使う、粉末にする、おやつとして少量取り入れるなど、日常にうまく取り入れるのがポイント。

昔ながらの知恵が詰まった煮干しを、現代の食生活にも取り入れて、健康的な体づくりに役立ててみてはいかがでしょうか。

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