NEW

自律神経を整えるためにできること──乱れた心と体をリセットする生活習慣

2025/07/11
自律神経を整えるためにできること──乱れた心と体をリセットする生活習慣

目次

目次がありません


「なんだか疲れが取れない」「寝つきが悪い」「気分が沈みがち」──そんな不調に悩んでいませんか?

病院に行くほどではないけれど、毎日の生活がしんどい…。

そんなとき、私たちの体の中で大きな役割を担うのが「自律神経」です。

この記事では、「自律神経を整える」ことの重要性や、自宅で今日からできる具体的な方法を徹底解説します。

自律神経とは?わかりやすく解説

自律神経とは、私たちの意志とは無関係に、体を24時間休まずコントロールしてくれている神経のことです。

具体的には、次の2つの神経から成り立っています。

  • 交感神経:活動モード。心身を興奮・緊張させる役割(例:心拍数が上がる、血圧が上がる)
  • 副交感神経:リラックスモード。心身を休ませる役割(例:心拍数が落ち着く、胃腸が動く)

この2つがシーソーのようにバランスを取り合うことで、私たちの体調は安定しています。

ところが、ストレス過多、過労、睡眠不足、運動不足、不規則な生活などによって、このバランスは簡単に崩れてしまいます。

自律神経が乱れるとどうなるのか?

自律神経が乱れると、体にも心にもさまざまな不調が現れます。

代表的な症状は以下の通りです。

  • 慢性的な疲労感
  • 睡眠障害(寝つきが悪い、夜中に目が覚める)
  • 頭痛、肩こり、めまい
  • 胃痛や下痢、便秘
  • 動悸、息苦しさ
  • 不安感、イライラ、落ち込み
  • 集中力の低下

病院で検査しても「異常なし」と言われるのに辛い症状が続く…。

こうした状態は「自律神経失調症」と呼ばれることもあります。

自律神経を整えるメリット

自律神経が整うと、体調が安定し、心も落ち着きます。

たとえば以下のようなメリットがあります。

✅ 朝すっきり起きられる ✅ 疲れにくくなる ✅ 睡眠の質が良くなる ✅ 胃腸の調子が整う ✅ 不安やイライラが減る ✅ 集中力が高まる

逆に、自律神経の乱れを放置すると、心身の不調が慢性化し、仕事や人間関係にも影響しかねません。

日々のセルフケアで、自律神経を「整える習慣」を身につけることがとても大切です。

今日からできる!自律神経を整える方法

ここからは、具体的に「自律神経を整える」ためにおすすめの生活習慣をご紹介します。

どれも簡単にできるものばかりです。

① 毎朝、朝日を浴びる

朝起きたらまずカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう。

太陽光には、体内時計をリセットし、自律神経を整える効果があります。

  • 朝日を浴びると、幸せホルモン「セロトニン」の分泌が活発になる
  • セロトニンが夜には「メラトニン」という睡眠ホルモンに変わり、自然な眠りを促す

理想は朝起きて30分以内に、5〜15分ほど日光を浴びること。

曇りの日でも外の光は室内より強いので、散歩もおすすめです。

② 深呼吸・腹式呼吸を取り入れる

呼吸は、自律神経を整えるカギです。

忙しいときほど、呼吸は浅く早くなりがち。

意識的にゆっくり息を吐き切ることが大切です。

簡単な腹式呼吸のやり方

  1. 鼻からゆっくり息を吸う(4秒くらい)
  2. お腹がふくらむのを意識する
  3. 口からゆっくり息を吐く(6秒くらい)
  4. 吐く息に意識を集中する

1日に数回、1〜3分程度でも効果的です。

③ 良質な睡眠を確保する

睡眠不足は、自律神経の大敵です。

寝る直前までスマホやPCを見ていませんか?

ブルーライトは脳を覚醒させてしまいます。

  • 就寝の1時間前にはスマホをやめる
  • 寝る前にぬるめのお風呂(38~40度)で体を温める
  • 寝室を暗く、静かに整える

睡眠の質を上げるだけで、自律神経はずいぶん整いやすくなります。

④ 軽い運動を習慣にする

運動には、交感神経と副交感神経のバランスを整える作用があります。

激しい運動は逆効果になることもあるので、まずは軽い運動がおすすめです。

  • ウォーキング
  • ストレッチ
  • ヨガやピラティス
  • ラジオ体操

無理なく続けられるものを選びましょう。

⑤ 腸内環境を整える

実は「腸」と「自律神経」は密接に関わっています。

腸は「第二の脳」と呼ばれ、脳と腸は神経やホルモンで繋がっています。

  • 食物繊維をしっかり摂る
  • 発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチなど)を取り入れる
  • よく噛んでゆっくり食べる

腸内環境が整うことで、セロトニンの分泌も活発になり、心も安定しやすくなります。

⑥ 「好きなこと」をする時間を作る

ストレスは、自律神経を乱す最大の原因です。

意識して「自分が心地よいと感じる時間」を作りましょう。

  • 音楽を聴く
  • ハーブティーを飲む
  • アロマを焚く
  • 好きな映画やドラマを観る
  • 趣味に没頭する

どんなに短い時間でも、自分を癒す時間を持つことが、自律神経の安定につながります。

自律神経を整えるのにNGな習慣

逆に、次のような習慣は自律神経を乱す要因になります。

  • 寝る前のスマホやPC
  • 寝不足
  • 夜遅くの食事や飲酒
  • カフェインの摂りすぎ
  • 過度なダイエット
  • ストレスをため込む

すべてを一度に変えるのは難しいので、できるところから少しずつ見直していきましょう。

まとめ:自律神経を整えることは「生きやすさ」につながる

現代はストレス社会ともいわれ、自律神経が乱れやすい時代です。

しかし、生活習慣を少しずつ整えることで、自律神経は必ず応えてくれます。

  • 朝日を浴びる
  • 深呼吸をする
  • 良い睡眠をとる
  • 軽い運動をする
  • 腸内環境を整える
  • 自分のための癒し時間をつくる

こうした積み重ねが、心も体も健康に保ち、「生きやすさ」につながります。

不調を感じたときは、自分を責めるのではなく、まずは「自律神経を整える」という視点で生活を振り返ってみてください。

心と体をいたわりながら、毎日を心地よく過ごしましょう。

弊社パーパスのロゴ
メディックスロゴ

メディックス広報部

健康寿命延ばし隊!
弊社に関すること、健康に関することなど、幅広い情報をお届けします。

SNSもチェック! →