【隠白】内臓機能を整える足の重要なツボ

【隠白】内臓機能を整える足の重要なツボ

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隠白(いんぱく)とは

足の第1趾(親指)にある重要なツボの一つです。足の太陰脾経の第一番目の経穴で、井木穴に位置しています。

名称の由来は、「隠」が隠す・蔵すという意味を持ち、龍が身を潜めて隠れている様子を表現しています。

「白」は赤白肉際を指し、足の母指の内側端で爪甲の角に隠れていることからこの名前が付けられました。

取穴方法と位置

足の第1趾末節骨内側、爪甲角の近位内方1分(指寸)に位置します。

具体的な場所は、爪甲内側縁の垂線と爪甲基底部の水平線の交点にあります。

足の親指の爪の根元の角の内側に取穴します。

主な効能

隠白は内臓機能の調整と生体エネルギーの循環を促進する効果があるとされています。

特に以下のような症状に効果があります。

急性胃炎、胆石疝痛の緩和、血糖値の調整に関係が深く、漢方医学における糖尿病の初期治療でも使用されます。

また、痛風、外反母趾、偏平足などの足の症状や、婦人疾患、膝の病気、便秘、下痢、肋間神経痛の改善にも効果があるとされています。

経絡と作用

足の太陰脾経は足から始まり、様々な症状に対応するツボが配置されています。

気・血・津液という生体エネルギーの循環によって各組織が栄養され、新陳代謝が促進されます。

これにより、健康で若々しい身体への改善が期待できます。

注意点

正確な位置での刺激が重要です。複雑な症状がある場合は、必ず専門家による施術を受けることをお勧めします。自身で行う場合は、適度な圧力で優しく刺激することが大切です。

日常的なケア方法

定期的なケアを心がけることで、内臓機能の調整や全身の健康維持に役立ちます。

特に胃腸の調子が悪い時や、足の疲れを感じる時に、足の親指の爪の根元の角の内側を適度な圧で優しく刺激することが効果的です。

現代医学からの評価

現代医学においても、隠白を含む足の太陰脾経のツボが内臓機能の調整や代謝の改善に効果があることが注目されています。

特に、生体エネルギーの循環促進による新陳代謝の活性化は、健康維持と若々しい身体づくりに貢献するとされています。

東洋医学の知恵を活かしたこのツボは、現代の健康管理においても重要な役割を果たしています。

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